参考書籍

「ハーブの写真図鑑」表紙136ページ下段 Page136. カンナビス (タイマ/アサ)

<本文>
この低木状の一年草は、掌状葉をつける。
雄株には小さな花がたくさんつく。
雌株には細毛の生えたホウ葉が花後も散らずについており、
のちに種子がなる。
●用途
花と葉と種子と樹脂は、何世紀ものあいだ、薬や精神的な支えとして、
吸ったり、食べたり、飲んだりされてきたが、現在、日本をはじめ多くの国で
は違法とされている。効能のある樹脂は、葉や茎、とりわけ受粉していない雌花に 生える腺毛に含まれる。インドでは不眠症や神経衰弱に投与し、延命にも利用する。
喘息、生理痛、偏頭痛、リウマチ痛を和らげ、筋肉の衰えを軽減する。
うつ病、てんかん、対麻痺の治療を助ける可能性を持っている。
化学療法を受けている患者やエイズ患者の吐き気を和らげ食欲を回復させ、 多発性硬化症の筋肉の痙攣を取り除く。種子は鎮痛剤として使われ、ニス用オイルの原料となる。
●備考
強い植物繊維のヘンプ(麻)からロープや帆が作られ、もとはブルージーンズの布地も作られてた。


完璧版ハーブの写真図鑑
著者.レスリー・ブレムネス Lesley Bremness
発行所.株式会社日本ヴォーグ社
TEL. 販売 03(5261)5081
定価. 本体 2621円 飾り罫線 Top Page